謹賀新年!

年賀状にはこの写真を使いました。去年の春、おそらく初めて巣穴から外に出てきた子リスです。あどけない表情はどんな動物にも共通ですね。
でもちょっと心配になりました。このリスの表情があまりに人間的なのです。こんな顔って、人間の子にもいるよね、と思うのです。それで心配になりました。この写真は生成AIで創ったのだろうと疑われないだろうかと。
テレビのCCMでも明らかにAIで創ったにちがいないと思うようなキャラクターが登場します。以前書いたように、もっともらしいフェイク動画も。
すると、どんな動画や写真を見ても、これはフェイクではないのかと疑心暗鬼になる、本物の感動的な写真や動画にもあまり心を動かされなくなる。感情にバリアを築いてしまうと、人間性を損ないかねない……不吉な想像が連鎖するのです。
まあ、撮った本人は知っているので、この写真は間違いなく本物です。でも残念なことに、この子たちにその後会えていないのです。成長できたのか、トビやフクロウ、ノスリに襲われたのではないかと気になります。
ところで

、今朝は珍しく晴れました。鳥海山もこのようにくっきり見えます。山頂に傘雲がかかっているのは、天気予報の通り午後からの雨を予言しているのか。
さっき撮ったリスは、なぜかモノクロになりました。間違った操作をしてしまったらしいのです。ファインダーの隅に!マークが出ていたのはこれだったのだと、写真をPCに取り込んでみてわかりました。(鳥海山の写真は、別のインスタントカメラです。)
このモノクロのリスは、地上でクルミを探していたのですが、どこかでノスリの声が聞こえ、続いてカケスの「ジャー!」という声も上がりました。すると、リスは立ち上がって視界を確保し、ピタリと動きを止めました。フリーズです。顔も凛々しいですね。
よく見ると、左耳が裂けています。以前猛禽類にでも襲われたのでしょう。それでよけいに警戒心が強いのかもしれません。