早稲田大学春秋会だより 平成27年4月10日
早稲田大学春秋会だより
第116回 早稲田大学春秋会総会のご案内
時下益々ご清栄のこととお慶び申し上げます。平素は春秋会の活動にご協力いただき厚く御礼申し上げます。下記の通り新春の集いを開催致しますのでお知らせ致します。なお当日の講演は村原正隆先生を講師にお招きしてお話を頂きます。皆様のご参加をお待ち申し上げます。
日時 : 平成27年5月23日(土)午前11時より 場所 : 大隈会館301・302号室 講演 : 宮本雅史先生(1953年生・慶應義塾大学法学部卒) 演題 : 「英霊たちの問いかけ」~今の日本は大丈夫ですか~ 会費 : 5,000円
また、当日は総会に先立ち、午前10時00分より「紺碧の空」歌碑に献花を行います。お時間のご都合のつく方は大隈会館前「紺碧の空」歌碑前にお集まり下さい。なお、出欠については同封の返信ハガキにて開催10日前の平成27年5月13日(水)までに返信のほどお願いいたします。お問い合わせは下記まで。 早稲田大学春秋会事務局 TEL 045-242-3521 FAX 045-241-8768
~第91回東京箱根間往復大学駅伝・応援報告~
正月二日、往路「華の二区」権太坂上応援 平成27年新春恒例の箱根駅伝は、青山学院大学の往路・復路・完全優勝で幕を閉じた。 早稲田大学は事前の予想通り5位に終わり、来年のシード権は確保したが12年間チームを率いた渡邊監督退任の花道は飾れなかった。下馬評の高かった東洋・駒沢の実力校を破り初優勝した青山学院に清々しさを感じた者も多いと思う。 今年も春秋会の幟は権太坂上にはためき鉢巻と法被を纏い、校歌・応援歌の歌い初めに胸をときめかせ、「さあ来い!」と待つこと暫し、頭上にヘリコプターの轟音、坂下から津波の如く押し寄せる歓声の中、「来た来た!」早稲田が5位集団のトップでかけ上ってくる。 校歌が鳴り掛け声が掛かると選手が頭を上げる。この一瞬の為に来た甲斐がある。 山藤卓(S40商)一家(恵美子夫人、3人の孫娘)のお蔭で毎年権太坂の定位置が確保されている。寒くて暗い早朝の幟組み立てと場所取りには感謝の言葉もない。箱根の駅伝は選手だけではなく、沿道のOB、ワセダファンに支えられている。 今年の応援は、春秋会・横浜近隣から6名、武蔵野から4名、来年はもっと多くの応援をお願いしたい。(諸江昭雄記) 参加者(あ順・敬称略)大野富士生、小高俊久、柴田親宏、高原 孝、山藤 卓、前田和子、諸江昭雄、田坂忠俊(武蔵野)、野本好朗(同)、中山美代子(同)
~早稲田大学春秋会 新春の集い~
寒波に見舞われた2月7日、鈴木宏治会長代行外有志による「紺碧の空歌碑」への献花と、石田明人幹事長のリードによる「紺碧の空」斉唱の後、大隈会館にて会員61名の参加を得て春秋会「新春の集い」が盛会裏に開催された。
第一部は安楽明朗副会長の司会により、まず故園田天光光、三木一郎、吉田敏郎氏のご冥福を祈って黙祷。最初に早朝、雪の会津若松を発って出席された渡部恒三会長の開会の挨拶。華やかだった往年の早大雄弁会・国会稲門会の回顧などを会津訛りのユーモラスな語り口で披露され会場を沸かせた。次に西原春夫元総長から来賓挨拶。今春、世界の音楽家から高い評価を得ているワセオケ(早稲田大学交響楽団)を率いてドイツに演奏旅行するとの嬉しい報告を頂いた。続いて昨秋就任した鈴木宏治新会長代行からの挨拶。今年は戦後70年、日本は進むべき道を構築する必要がある。国の借金はGDPの2.5倍、所得格差の拡大、政治改革進まず、行政府に権力集中、TPPも米国の言いなり、マスコミは政府の広報紙、既得権者益々太る、日本は外国の餌食になる。日本は今、画期的な岐路に立っている。こんな時こそ「早稲田魂の出番」建学の精神を想い起して、強力なリーダーを育成すべく、意欲的な提案・行動を起こそう。各位の知恵を頂きたいとの決意表明あり。
そして愈々、今、話題騒然の「水素社会」の講演に入った。講師は村原正隆東海大学名誉教授(昭44年早大理工資源学科卒)による「今こそ再生可能な水素社会」。水素社会(自動車/発電所)の魅力とその到来は日本から。 水素社会とは、石油・石炭・天然ガスなどの化石燃料を、水素エネルギーに代替させる水素万能社会のこと。化石燃料は燃焼させるとCO2を排出するが、水素は水しか出さない「クリーンエネルギー」。しかも水素は化石燃料の3倍以上の燃料エネルギーを持っている。水素と空気との化学反応を利用した燃料電池で自動車を動かすことができる。放射能を出さず産地偏在することもなく、枯渇の心配もない。地球温暖化や大気汚染もなく、資源戦争のない夢の世界を作り出せる。この水素を経済的に作り出し、安全に扱うのが日本の腕の見せ所。 水素社会の到来は遠いといわれてきたのは1)水素はエネルギーの最終消費段階で、汚染物質やCO2を排出しないが、現時点では、水素の製造工程でCO2を出す。さらに水素の製造・供給・発電に至る全行程のエネルギー効率が悪いこと 2)水素を貯蔵、配給、郵送するに要する経費が石油より高いことによる。 しかし昨年12月15日にトヨタ自動車が水素自動車を発表して世界を驚かせ、或いは箱根駅伝の伴走車にも水素自動車を使って、水素自動車元年を現実のものにした。 我が国の奇跡的な戦後復興は、一にも二にも「電力政策」の成功であった。近い将来、エネルギー資源の乏しい日本は、自前の資源から新しいエネルギーを創成し、化学燃料や核燃料に頼らない「再生可能な水素エネルギー社会」を作る必要がある。 水素は化石燃料より製造費・運搬費が高い。根本的な水素製法は水(H2O)の電気分解しかないが、大電力が必要となる為、それが可能なのは現時点でアイルランドとかノルウェーなど電力の安い国に限られる。また水素ガスは一番軽い物質だが貯蔵用容器が重過ぎる為、保管・搬送の経費が化石燃料に比べ高くつき、経済性に劣る。また液化するには、高圧と絶対零度近くの冷却が必要。しかも金属が水素により脆弱化する。要するに水素は常温常圧では保存も運搬も難しい。 そこで水素ガスを石炭のように固形化出来れば、発電所や水素ステーションなどの大規模水素供給施設では、常温・常圧で長期保存することができ、長期輸送もできる。しかも水を注ぐだけで必要な時に、必要な場所で、必要なだけ水素発生ができる。保管や運搬の経費を大幅に削減できる。 海水を電気分解してナトリウムを作り、ナトリウムに水を注げば水素が大量に発生する。ナトリウムは、灯油や軽油の中に浸しておけば保管・運搬とも安全(国際特許)。また、ナトリウム製造工程でできる副産物として真水・硫黄・塩酸・マグネシウム・苛性ソーダが得られる。 地球の70.8%が海洋。この海水の96%が水で、残りの3.5%が塩類と金属。海水1kgあたり25.18gの食塩が含まれており、その中で最も多い金属元素がナトリウム。 原発冷却後の温海水(旧1基600万トン1,000億円の資源価値)は、冷却後海に捨てられる。これを再生可能なエネルギーが育つまでの繋ぎとして再利用、25年後には原発に有終の美を迎えるシナリオを作成すべきである。 ナトリウムの製造には、原発の深夜電力と温排水を利用(特許)し、火力発電の燃料として備蓄する。 そして無人島か船上で原発を新建造し、ナトリウム製造の大型化学プラントを連設する。 壮大な再生可能な水素製造構想を提唱する早稲田発、水素博士の熟弁に、会場内は、夢と希望に包まれ博士のこれから益々のご活躍に盛大な拍手が送られました。
第二部は青葉ひかる副会長の司会。森忠大会員発声による乾杯の後、鴛海量良氏外4名の新入会員紹介。その他会員有志からのお知らせなどがあり、恒例の石田明人副幹事長の口上と指揮により全員で校歌を斉唱。 最後に伊藤哲子副会長の閉会の辞。箱根駅伝復路を日本橋で応援した際、青学大応援団に優勝のエールを送ったら、お返しに青学の校旗を頂いたという心温まる話でお開きとなった。(野中 信男 記)
参加者(敬称略あ順) 青木宏衛、青葉ひかる、安藤良男、安楽明朗、石川洋三、石田明人、石橋直幸、伊藤哲子、猪瀬敏彦、太田利雄、小川光治、鴛海量良、勝山宏則、加藤善高、川崎大八、菊地一郎、岸田正和、君和田久夫、國澤俊一、黒瀬笑子、小林聖子、小高俊久、坂木文雄、山藤卓、重満武和、新宮清志、島田賽、末広崇、鈴木宏治、関雅行、高原孝、土倉享一、出川達郎、中西真一、中西剛、中村哲三、並木隆司、成瀬晴代、西原春夫、野中信男、信井文夫、初谷幸一、坂東能道、廣本敦、藤井裕久、前田和子、正岡文人、松崎淳、松島和夫、松原邦博、南隆、南丘喜八郎、村原正隆、森忠大、森木亮、守屋孝、諸江昭雄、山口雄次、山田榮、渡辺恒三、渡辺眞之助
~春季東京六大学野球・早慶戦の応援~
学生応援席にて応援、試合終了後は信濃町駅前の「ジョン万次郎」にて希望者による懇親会を開催予定です。 日 時 : 平成27年5月31日(日)午前10時00分 集合場所 : JR信濃町駅改札口前 参加費用 : 1,000円(入場料、応援用具代) なお、お弁当は各自で調達のこと 応援参加希望者は5月21日(木)迄に下記のいずれかにお申込み下さい。 春秋会事務局tel 03-6906-8093・fax 03-6906-8094・高原幹事長090-4948-7309
~会員の近況~
会員皆様の近況やお知らせをほんの一部ですが、紙面の許す限り紹介させていただきます。
大久保尚節・要介護でデイサービスに通っています。訪問マッサージにかかっていますので欠席します。
大野富士生・体調不良(腰痛)で参加できません。皆様によろしく。
小太刀昌雄・9月に大動脈瘤の手術をしました。気候が良くなりましたら又、色々と参加させて頂きます。
島崎元志・中国の西安、広州時代の教え子や同僚との交流を楽しんでいます。
高比良ひさ子・相変わらず慈恵病院に通院しております。皆様に早くお目もじ出来ますよう頑張ります。
高山博光・4月12日福岡市議選へ向けて大多忙中。9期連続トップ当選(うち2回は福岡市でトップ)
戸塚孝吉・当日は通院予約があり欠席します。皆様に宜しくお伝えください。
成瀬晴代・12月7日、無事盛況の中に終了致し、来る7月5日に向けて準備を始めております。ご支援、よろしくお願い致します。
南 隆・合唱活動はまだまだ現役です。あと3年(80歳まで)は続けたいですね。
松崎 淳・先日の金沢文庫駅頭では、大変多くの方々より心温まる御激励を賜りました。これからも地域、日本のため頑張ります。
~平成27年度・年会費納入のお願い~
振込先の口座番号が替わりました。旧振込用紙をお使いにならぬよう、お気を付け下さい。 新年度になりました。おそれいりますが同封の振込用紙にて平成27年度年会費(3,000円)の振込みをお願い致します。また、未納分のある方は今年度分と併せて速やかにお振込み下さいますよう、宜しくお願い致します。3年分を超えて未納額のある会員については退会の意思ありと見做し、会から確認の連絡をさせて頂きます。
~新事務局からのお知らせ~
前号でもお知らせしましたように、今春より事務局が横浜の桜木町から、東京の日本橋に移転しました。事務局長・大石和礼の職場、大石税務会計事務所内です。宜しくお願いします。 〒103-0016 東京都中央区日本橋小網町18-20ヴェラハイツ日本橋503 TEL 03-6906-8093 FAX 03-6906-8094 メールアドレス oishi-kaikei@voice.ocn.ne.jp
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