12月2日は酒田には珍しい小春日和。雪化粧の鳥海山が見えます。森林限界より上は白く見えますが、黒く見える部分も、地面は雪が積もっているのがわかります。
林道を車で走ってみると、すでに大台野牧場付近にバリケードがあります。「これより先は積雪のため閉鎖中。事故は自己責任で」という掲示があります。書いた当人はダジャレに気づいていないのでしょうね。
バリケードのすき間を抜けて曲がりくねった林道を登ると、確かに積雪で進めなくなりました。車を乗り捨て、少しだけ徒歩で登ってみました。
半月で紅葉をすっかり落とした木々の枝にはおもしろい冬芽や葉痕が見られました。少し紹介します。
ヤマウルシ
ヤマウルシ
これはいつものオオカメノキの冬芽です。例のウルトラマンに似たタイプですが、よく見ると葉痕がパンツのように見えませんか。それで、タイトルは「安心してください、穿いてますよ」というのはどうでしょう。
動物の足跡もあります。これはノウサギかな?
こちらはキツネではないでしょうか?
このキツネらしい跡は、車の轍を滑っていったスノボの跡の上についています。(野生動物だって、歩きやすいところを歩くのでしょうね。)そしてそのスノボとは今しがたすれ違ったばかりです。つまり、このキツネは通ったばかりらしいのです。そういえばさっき、犬が吠える「ワン」の「ン」がないような妙な声を聞きました。あいつか!
しかもこの足跡は、少し小さな2匹分の足跡が並行していて、それが時々乱れています。親子で歩いていて、子どもたちが遊んだりはしゃいだりしているのかもしれません。想像すると楽しくなってきます。
さて、今日(12月4日)は、昨夜から大荒れ、黒い雲の下でみぞれのような芯のある大粒の雨と強風がが吹きつけ、そうかと思うと突然太陽の光が差し込む天気です。