朝8時30分から受け付け開始ということなので、時間の読めない車で行くのはやめ電車で行くことに。試験場の受付ロビーは若い人たちの熱気でムンムン、外国人がチラホラいるのに驚きました。外国免許からの書換えで来ているのでしょう。
今回、印紙は学科試験で払っているため試験車使用料のチケット3,050円だけを自動販売機で購入して、運転免許技能試験審査通知書と共に受付窓口に提出。受験番号2番をもらいました。ということは1番の人の運転を見れるのかラッキー。
集合場所で待つこと40分、普通免許、仮免、けん引、大型特殊、大型一種など次々呼ばれ、最後に中型二種免許が呼ばれました。なんと中型二種は受験者2名、二種でも普通や大型はそれぞれ6~7名いましから、中途半端で人気のない免許だということがわかります。実はそのもう一人の受験者T君は、免許マニアで大型二種を先に取ってしまうと中型二種は受験できなくなるため、先に中型を受験するというレアケース。
彼の免許証を見せてもらうと14項目ある欄のうち11項目埋まっており、大型一種・二種と中型二種を残すだけとなっていました。彼は今日で中型二種は5回目の受験、路上には2回出てるそうです。
お互いの健闘を誓い合い、そろって試験車に乗車。
彼の運転をお手本にと、しっかり見ていると例の6点確認をキッチリとその都度やっている。徐行ではそこまでやらなくてもというはどのノロノロ走行、直線ではアクセルを目いっぱい踏み込むマニアル通りの運転、しかし運転し慣れてるという感じはしない。運悪く最後の後方感覚(バックで後バンパーを目標ポールに50Cm以内に付けて停止)でポールに接触してしまい万事休す。
なるほど、かなり参考になった。
いよいよ私の番、運転席に着き、シートの調整、シートベルト、型通りにバックミラーを触り、シフトレバー何じゃ6速もある、それよりバックの入れ方がわからない。試験官に「プッシュしながら入れてください」と教わり、エンジンスタートいくらキーを回してもうんともすんともいわない、再び試験官の顔を見ると「電源スイッチを先に入れて」「電源スイッチはどこにありますか」半ば呆れたように「イグニッションキーの隣り」。
勢いよくエンジンスタート、ほっとしてゆっくりとセカンド発進、ここで既に例の6点確認をすっかり忘れていました。一時停止、左右を確認して本線へ左ウィンカー、何の音もしないあれれ・・・普段外車を運転しているためハンドル左の排気ブレーキレバーをウィンカーと間違い操作していたんだ。こんなことで舞い上がったりしないぞ老年いや熟年パワーを見せつけてやる。とは思ってみてもかなりの動揺。
課題の鋭角右回り、一回の切り返しで無事通過、方向転換、後方感覚と無難に通過、少なくとも本人はそう思っていたのだが。四十年強の運転歴は伊達じゃないぞと、意気揚々プラットホームに帰還。
試験官に後ろの座席に来るようにと言われ「1番の方は後方感覚で接触。2番の方は安全確認ができていませんでしたので減点オーバー、二人とも路上試験はおこないません」とつれない宣告。
後になって冷静に振り返ってみると、鋭角や方向転換をしているときハンドルやクラッチの操作に気を取られ6点確認などほとんどやっていなかった、そのことは運転中に何となく気付き、まずいなとは思いつつも運転操作に追われ、まぁいいか精神でやり過ごしてしまっていた。つまり技能試験で精神的に追い詰められた状態の中で、つけ焼刃の安全確認など所詮無理、一回で突破しようなんて甘すぎました。
結果は出ているのですが、正式発表と次回試験の予約のため11時30分まで2時間待たされたので、その間同乗したT君(本人曰く、6年間通いづめた二俣川の主)24才から採点のポイントやここの試験場は全体に傾斜があり、ブレーキやクラッチの操作が甘いと逆走を招くことなど、色々な裏情報やポイントを聞くことができました。
これが本日の、せめてもの収穫と思うしかありません。