珍しく晴れた日の夕方、鳥海山が夕映えで赤く染まっていました。予報によれば、まもなく暖気がやってきて、積雪も減ってしまうのかもしれませんが。
　酒田の場合、去年の冬は雪が少なく、雪解けも早く、それから季節の移り変わりは早め早めに進みました。夏は暑く乾燥し、涸れてしまった溜池もあったほどです。そのため、紅葉も早く始まりそれなりに見事でした。そのまま順調に進むかと思ったのですが……。
　みなさんの地方では、落葉樹の葉が、落ちないでしがみついている光景はありませんか？　こんなぐあいに。これはコナラの木ですが、こんな枯れ葉が目につきます。
　11月の暖かさのため、順調に紅葉していよいよ落葉というタイミングのときに、落ちそこなったようなのです。落葉樹は寒気をきっかけに紅葉したり、葉柄と枝の間に分離層というものができて、葉が枝から離れるのだそうですが、その寒気がくるべき時に、暖かくなってしまったので、落葉することができなかったというわけです。
　以前にもそんなことがあって、伯母の葬儀のため、常磐線の双葉駅に向かう車中、沿線の山林が枯れ葉に覆われていて異様でした。

　酒田がある山形県庄内地方は、ここ２年ほど積雪が少ないのです。気温がやや高いため、根雪にならないためです。今年はどなるのだろう？

　先日、日本海でとれる「柳の舞」という魚を初めて買ってみました。メバルの仲間だそうですが、きれいなピンクの魚です。