サルの顔はクルミの落葉痕、帽子は冬芽です。
　ゆるんで柔らかい雪の上に、キツネ？の足跡。食べ物探しに出てきたのでしょう。
　明けましておめでとうございます。
とは言うものの、少しもめでたく感じないのはどういうわけなのでしょうか？　

明けぬれどさらにめでたくなかりけり
　　めでたきものは総理のみとぞ
　　　　　　　　　　　　　（読み人知らず）
（口語訳：新年が明けたけれど、少しもめでたさを感じないことだ。
　　　　国の総理大臣はどうしようもなくおめでたい人なのだけれど。いや、だからこそ嘆かわしく、国の行く末が心配で、新年を祝う気持ちにもなれないのだ。やれやれ。）

　最大級のエル・ニーニョの影響で、この冬は暖冬だそうです。庄内地方、12月27日は吹雪でしたが、年末は気温が上がり、雪が積もるそばから解けてしまいます。

　元旦の新聞にはさまれていた広告の束を見て、大笑い。
　「新春初売りセール」という謳い文句。大サービス、買えばもれなくおまけつき。何かと思いきや、墓石です。それも数社のチラシが入っていました。少子高齢化の著しい地方都市では、高齢者が最大の顧客。現実とは思えないむしろブラックジョークの世界。こいつあ春から縁起でもねえわい。