早稲田大学春秋会だより 平成23年8月25日
「紺碧の空」誕生80周年記念
~早稲田大学春秋会創立60周年記念事業~
応援歌「紺碧の空」記念碑新装除幕式
平成23年10月16日(日)、稲門祭が催される当日、春秋会創立60周年記念事業として、昭和51年に建碑された応援歌「紺碧の空」記念碑をリニューアルし又、案内碑を建立いたしましたので皆様奮って式典に参加の程お願いいたします。
「紺碧の空」誕生の由来
早稲田大学応援歌「紺碧の空」は昭和六年春大学体育会應援部創設にあたり、歌詞は應援部により学内学生から公募して誕生した。 作詞 住 治男 作曲 古関裕而 選者の西条八十教授は高等師範部三年生の住治男氏の「紺碧の空」を一字の修正もなく選出した。作曲は当時無名の若き新進作曲家であった古関裕而氏に決定した。この応援歌は同年春の早慶戦で披露され、今や代表的応援歌として広く愛唱されている。碑は歌の生誕四十五年を記念して春秋会の募金活動により昭和五十一年に建碑された。ここに「紺碧の空」誕生八十年、春秋会設立六十周年にあたり、その由来を記す。 平成二十三年十月吉日 早稲田大学春秋会 ※文章は原文のままですが、スペースの都合上、段落替えなどは紙面に合わせております。 尚、由来碑の寸法は縦150mm×横150mm×高さ780mm。インド産御影石のスターギャラクシー(校友会125周年記念碑と同じ素材)。
記念式典は午後1時30分より「紺碧の空」記念碑前にて総長先生(予定)をお迎えして応援部、ブラスバンド、チアリーダー達等による応援歌・演技等計画致しております。 第108回総会の開催報告 平成23年5月14日 於大隈会館201号室・202号室 総会開会前、大隈会館前の「紺碧の空」歌碑前に参集し、石田明人副幹事長の指揮のもと応援歌「紺碧の空」を斉唱した。
第1部 総会
土倉享一副会長の司会により進行。小川光治会長代行の挨拶、今年は「紺碧の空」作成80周年、春秋会創設60周年、「紺碧の空」記念碑建立35周年に当り、記念行事の準備をしている旨報告。また、会員の増強につき早稲田には門がない、よって春秋会にも門はない。早稲田のOBでなくても、早稲田を愛し、その建学の精神を尊ぶ人ならば、誰でも入会が可能であり大いに歓迎していると述べ、会員増強に協力されたい旨要望した。引き続き、下記の各議題につき各担当役員より報告があり、異議なくこれを承認した。
議題 ① 平成22年度会務報告及び23年度会務予定(高原 孝 幹事長) ② 平成22年度会計報告及び23年度予算案(大野富士生 会計幹事) ③ 平成22年度会計監査報告(南 隆 会計監査役)
第2部 講演会
講師 西村 眞悟氏(弁護士 前衆議院議員)
今回の天災は、国家再起のきっかけとなった。今こそ、国家の根本規範の理念の確立が必要である。国の根本規範の理念は「憲法」にある。しかるに、わが国の現行憲法は、国際法が禁じるGHQ(占領軍)による押し付けの憲法であり、法規範として無効である。 GHQの占領方針と一体となったこの法規範は、昭和27年4月28日のGHQの占領終了と同時に法規範として終了した。現憲法は、昭和22年5月3日より施行されたが、同時期には日本国内では各種の戦犯裁判が進行していた。昭和23年11月に7名に死刑の判決が下され、告訴上告も許されず同年12月23日に死刑が執行された。極東国際軍事裁判所は、すでに有効に施行されている憲法第76条の最高裁判所でも下級裁判所でもなく、同条によって禁じられた「特別裁判所」である。しかも、この裁判所が「実行の時には、適法であった行為」を犯罪として罰して死刑に処したのである。そして極めつけは、GHQは大量の検閲官(約5000人)を高給で雇用し、徹底的な言論の検閲を行い、憲法第21条(言論の自由)違反を犯したのである。 ではなぜ、「日本国憲法」の施行後において、このような憲法違反行為が平然とGHQによって為されたのか。それは、「日本国憲法」が我が国の「最高法規」ではないからである。この時期は、我が国を軍事占領していたGHQの決定が最高法規であり、「日本国憲法」と名付けられて昭和22年5月3日に施行された法規は、GHQの下位にある日本亜占領基本法として存在したに過ぎず、我が国の最高法規ではない。ならば、昭和27年4月28日のサンフランシスコ講和条約の発効によりGHQが我が国を去れば、セットとしてGHQと共に去ったものと考えるべきである。 いまや、国家の基本理念を定める「日本国憲法」について再考察をすべき時である。 (西村眞悟氏の論文は、「月刊日本」”歴史に学ぶ”に毎月掲載されています。ご一読下さい。 「月刊日本」発行所 ㈱K&Kプレス 電話03-5211-0096)
講師 渡部 恒三氏(早稲田大学春秋会会長)
3月11日の大地震と原発事故は、長い政治生活の中で一番忘れられない日となった。また、今ほど政治がお粗末で、国民の信頼を失っているのを見たことがない。民主党の大勝利はいったい何だったのか。小泉チルドレンとか、小沢チルドレンとかひどい連中が国会に選ばれてきた。小選挙区法による選挙制度の変更が間違っている。”災い転じて福となす”という言葉がある。今や、日本人が日本人であることをしっかりと心に刻んだ。日本中から、被災地への支援の提供の申し入れがはいっている。一番大事な日本人の心は健在である。物の幸せを求める時代は終わった。これからは、心の幸せを求める時代を作ろう。千年に一度といわれる国難を前に、震災以前の古い政治手法や慣例なんかは通用しなくなっている。今こそ新しい政治、新しい経済、新しい生活。全てにわたって発想転換をはかるときが来たのだろう。最後に、いま被災地は大変なことになっている。皆さんにも是非ともご支援をお願いしたい。 (松田 三郎 記)
第3部 懇親会
第3部懇親会は青葉ひかる副幹事長の司会にて、本日の出席の中最高年齢の先輩であられる片岡重高顧問の乾杯の音頭で始まり、西村講師、渡部恒三会長を囲んで賑やかに懇談する。森木亮財政史家による経済論評、後藤臣彦氏、和波衛身氏、吉田敏雄氏、月刊日本主宰の南丘喜八郎氏等の最近の報告等があり、重満武和氏の健康体操指導後、校歌口上を戸塚孝吉常任相談役、指揮石田明人副幹事長により校歌を斉唱し、伊藤哲子副会長の閉会の辞にて散会する。 (高原 孝 記)
出席者(あ順・敬称略) 青葉ひかる、浅賀達也、安藤良男、安楽明郎、石田明人、石橋直幸、伊藤彰規、伊藤哲子、猪爪まさみ、猪之原菖子、猪瀬敏彦、大久保尚節、太田武志、大野富士生、小川 徹、小川光治、小野寺敏、柿沼 隆、片岡重高、勝山宏則、上谷修一郎、菊池一郎、黒瀬笑子、小高俊久、後藤臣彦、小林聖子、坂井俊一、坂木文雄、山藤 卓、重満武和、柴田親宏、末広 崇、鈴木昱生、鈴木宏治、鈴木敏雄、春原興治、園田天光光、高井作衛門、高橋 弘、高原 孝、土倉享一、出川達郎、遠井信久、戸塚孝吉、中尾公一、中西 剛、中里 隆、並木隆史、成瀬晴代、西脇久夫、西村尚貴、野中信男、信井文夫、長谷川弘、初谷幸一、深井伸治、堀口昌伸、松田三郎、松原邦博、三木一郎、南 隆、南丘喜八郎、森木 亮、守屋 孝、諸江昭雄、山口雄次、吉田敏郎、若林和茂、和波衛身 以上69名
~ 今後の予定の案内 ~
秋季東京六大学野球・早慶戦の応援
学生応援席にて応援、試合後は希望者による懇親会を信濃町駅前「ジョン万次郎」で開催予定。 日 時:平成23年10月29日(土)午前10時00分集合 集合場所:JR線 信濃町改札口前 会 費:2,000円(入場料・弁当代・応援用具代) 応援参加希望者は10月16日(日)までに下記のいずれかにお申し込み下さい。 早稲田大学春秋会事務局 TEL 045-242-3521 FAX 245-241-8768 高原 孝幹事長 090-4948-7309
中野正剛先生ご命日(10月27日)墓参のご案内
中野正剛先生「天下一人を以て興れ」の精神を説き、厳しい言論弾圧のもと戦時中、東条軍事政権と戦った偉大なる言行一致の哲人、政治家中野正剛先生の命日に例年通りご家族と一緒に墓参を行います。 日 時:平成23年10月27日(木)午前10時00分集合 集合場所:京王線 多磨霊園駅改札口前 参加希望者は10月23日(日)までに下記のいずれかにお申し込み下さい。 早稲田大学春秋会事務局 TEL 045-242-3521 FAX 245-241-8768 高原 孝幹事長 090-4948-7309
平成22年6月30日発行「春秋会だより」第94号で紹介しました諸江昭雄氏所蔵であった中野正剛先生真筆の掛け軸が母校早稲田大学に寄贈され、去る7月8日より大隈タワー10Fにて一般公開されたのを7月23日(土)、春秋会役員会後15名にて拝観してきました。なお、その揮毫は「獅子は独り往き、群居を求めず」という素晴らしい掛け軸でした。(高原)
関東大学ラグビー・早慶戦の応援
日 時:平成23年11月23日(水祝)午後2時00分キックオフ 会 場:秩父宮ラグビー場 会 費:2,000円(指定席入場料)
チケット確保の都合上、先着20名限定です。試合終了後、信濃町駅前「ジョン万次郎」にて希望者で懇親会を開催予定。応援参加希望者は下記のいずれかにお申し込み下さい。 早稲田大学春秋会事務局 TEL 045-242-3521 FAX 245-241-8768 高原 孝幹事長 090-4948-7309
秋の墓参会のご案内
今回の墓参会、午前の部は「早稲田の先哲」ではありません。が、早稲田人ならだれでも知っている、でもよく知らないあのお方。麻布十番は善福寺にいる慶應義塾大学の福沢諭吉先生です。墓参後は護国寺に出て昼食。大隈老侯墓所には午後2時到着予定です。ご参加お待ちしております。
日 時:平成23年10月 1日(土)午前10時30分集合 集合場所:東京地下鉄 南北線 麻布十番駅改札口 会 費:3,000円(花代、線香代、移動交通費、昼食代) 参加希望者は9月24日までに下記までお申し込みください。 早稲田大学春秋会事務局 TEL 045-242-3521 FAX 245-241-8768 高原 孝幹事長 090-4948-7309 大石和礼墓参会幹事 090-7220-5954
「文楽・観劇会と鑑賞講座」
文楽は観るものにあらず、聴くものなり。その尽きせぬ魅力に迫る。 文楽観劇会 日 時:平成23年9月8日(木)開演午前10時30分(終演午後2時30分) 場 所:国立劇場小劇場:地下鉄半蔵門線半蔵門駅・1番出口より徒歩2分 演 目:「寿式三番叟」「伽羅先代萩」「近頃河原の達引」 主君への忠義と母としての情愛に挟まれて苦悩する乳母政岡の姿を描く伽羅先代萩の名場面をお見逃しなく。
鑑賞講座 (解説:豊竹咲甫大夫 )
日 時:上記終演後(午後3時を予定) 会 場:グランドアーク半蔵門(国立劇場隣り)2階 曙の間 会費 9,000円(1等席チケットと鑑賞講座・茶菓付き)定員60名 お申し込みは 蔦くらぶ事務局 090-874-7127 並木隆史 まで。
第109回 早稲田大学春秋会秋季大会
春秋会創立60周年記念
開催日は平成23年12月 3日(土)を予定しております。 平成23年度寄付金者 (あ順・敬称略) 浅田 宗良、荒井 義雄、安藤 良男、大江 保、小川 光治、笠間 裕、園田天光光、三木 一郎 寄付金合計21,000円 御協力有難う御座います。
拳聖「ピストン堀口」生誕100年祭の開催について
終戦によって打ちのめされた日本国民を勇気づけてくれたスポーツマン二人がいた。世界の飛び魚と言われた競泳の古橋選手であり、拳聖と言われたピストン堀口だ。 1914年生まれのピストン堀口選手は言うまでもなく早大の先輩であり努力の人、孤高の人で向かうところ敵なしで、数々の記録を打ち立てた不世出の拳闘家でありボクシング界の巨星であったが、惜しくも昭和25年鉄道事故で亡くなった。 この偉大な先輩の生誕100周年が来る2014年5月に到来します。ついてはこの偉大なる先輩をこの機に校友の皆さんと顕正したいと思います。早稲田大学春秋会の皆さまのご賛同をお願いします。 堀口昌伸 記
ご意見・ご提案をお待ちしております
早稲田大学春秋会を皆様に楽しんでいただくため、また当会の活動をより良いものとするため、皆様のご意見・ご提案をお待ちしております。御連絡先は下記の通りです。 早稲田大学春秋会事務局 〒231-0064 横浜市中区野毛町2-90桜木町スカイハイツ506 TEL 045-242-3521 FAX 045-241-8768
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