第118回 早稲田大学春秋会総会のご案内 時下ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。平素は春秋会の活動にご協力頂きまして厚く御礼申し上げます。下記の通り総会を開催致しますのでご通知申し上げます。なお当日の講演は谷口 誠先生を講師に招いてお話を頂きます。皆様のご参加をお待ち申し上げます。
日 時 : 平成28年 5月14日(土)午前11時より
場 所 : 大隈会館301・302号室
講 演 : 谷口 誠 先生
演 題 : 「日本のアジア政策は如何にあるべきか」
会 費 : 5,000円
また、当日は総会に先立ち、午前10時00分より「紺碧の空」歌碑に献花を行います。お時間のご都合のつく方は大隈会館前「紺碧の空」歌碑前にお集まり下さい。なお、出欠については同封の返信ハガキにて開催10日前の平成28年 5月 4日(水)までに返信のほどお願いいたします。お問い合わせは下記まで。
早稲田大学春秋会事務局
TEL 03-6906-8093 FAX 03-6906-8094
~第92回東京箱根間往復大学駅伝・応援報告~
正月二日、往路「華の二区」権太坂上応援 1月2日午前7時30分、守屋氏、小高氏と高原3人事務所に到着、既に小川光治先輩は事務所に応援道具を揃えて待ち構えている。12月末に山藤 卓一家総出にて幟8本も事務所より運び済み。荷が軽く横断幕、ラジカセ、幟5本運び出し華の2区横浜保土ヶ谷の権太坂へ8時に到着。既に各大学の場所取りが始まっている。例年の場所に朝5時半より山藤 卓氏一家総出にて場所取りをしてくれており、春秋会の幟が翻っている。追加の幟を組み立てまた、横断幕を張り作業完了。ラジカセにて応援歌、学生歌を流し各大学応援者に挨拶回り、ほどなくして東京より諸江昭雄氏、片岡冬里氏、川崎大八氏、小野沢純一氏、また横浜、神奈川台より柴田親宏氏が到着。一同新年の挨拶を交わす。その場に2区を走る高田康暉選手の中学時代の先生が挨拶にやってきて(奄美市立朝日中学の先生であり、大島地区中学校体育連盟の理事長)一緒に応援することになった。するとその場へ古川淳一氏が陣中見舞いと称し日本酒が差し入れられ、皆でコップ酒で体を温める。しばらくすると各校の情報が入って来た。片岡氏が大きな声で沿道にいる早稲田ファンに報告する。応援者は片岡氏に対し拍手、美しい光景だ。いよいよ選手たちが9時50分頃峠に向かって登ってきた。予想通り青学が一番に通過。2番手集団6校ほど、早稲田の高田選手がいない。やっと10番目に目前に現れ大きな声援を送る。「早稲田がんばれ~」戸塚中継所までには順位を上げると祈念し各大学の通過選手にも同じく声援を送る。全校通過後応援用具を撤収し、早稲田ファンにも挨拶、来年もこの場所にて再会を誓い合い懇親会会場へ向かう。会場は予約済み、総勢12人、毎年行きつけのファミリーレストランなので大いに歓迎されている。自己紹介、今年の抱負等語り合い、盛況のうちに終了。正午過ぎ、小川先輩の事務所に戻り、往路4位にて到着を確認後帰路についた。(高原 孝記)
参加者(あ順・敬称略)小野沢純一、片岡冬里、川崎大八、小高俊久、山藤 卓夫妻と二人の孫娘、柴田親宏、高原 孝、守屋 孝、諸江昭雄
~早稲田大学春秋会 新春の集い~
鈴木会長代行新年の挨拶 平成28年1月30日午前11時より大隈会館3階で野中信男副会長の司会でスタート、物故者への黙祷(石橋直幸氏、亀井謙三氏、末吉治彦氏)の後、本日渡部恒三会長は所用の為欠席、鈴木宏治会長代行より以下の挨拶と報告があった。
・今年の干支は申年で、大変革と大動乱の年だそうです。世界的な株価乱高下など全く先が読めません。ぜひとも個人の生活をお守り下さい。
・日本社会はモラルハザードを起こしています。大企業の不祥事、廃棄食品の不正流用、国会議員の無責任な振る舞い。そして東電福島原発の処理の隠蔽など一日も早い誠実な対応を希望します。
・本日の講師の江口先生はチェルノブイリ原発事故で日ソ間を70回以上も往復されており、政府や議員から対応策を要請されており、その道の権威(早大理工学部工学博士)であり、原発の真実をお話しいただきます。
・大日方純夫教授の著書『大隈重信と小野梓』が2月発刊。それを記念し6月4日(土)に小野記念講堂で新入生を交えて早稲田大学の後援で「甦れ建学の精神を再び」として講演会を開催致します。実行委員を発足させます。皆様の御協力をお願い致します。
会長代行の挨拶に続き第2部の講演となる(講演内容は別記載)講演後の懇親会は小川光治最高顧問の乾杯の音頭でしばし歓談の後、諸江幹事長代行のリードにより校歌斉唱で散会となる。(坂東能道記)
講演 「東電福島原発の深刻な汚染水の実情と対策」
早稲田大学工学博士 江口 工 私は地下開発が専門であり、モスクワの地下鉄工事やチェルノブイリの原発事故でも現地へ出張して汚染水処理などにつき当局に示唆を与えた。福島原発事故でも官邸、官庁、東電などから話があり種々のサジェスションを行ったが、ただ聞きおくにすぎなかったので、「東電が見落とした新たな危険」という本も刊行した。地震津波だけではやられないが、電源が切れたことにより水素爆発を起こした。電源さえ切れなければ問題はなかった。4号機が傾き3Fにプールの1533本の使用済み燃料棒が倒れたら、日本はおろか北半球が全部駄目になると米国が心配した。東電もあわてて燃料棒の取り出しにかかった。4メーター四方のタワークレーンを立てるため深さ25メーターに120本のアンカーをとったが、これでもぐらつく位基礎地盤が悪かった。ここはもともと3本の川が流れていたところを昔埋め立てて飛行場を作った。海から200メートルのそこに原子炉を作ったのである。
建設当時、水が1日1000トン出るとみて69本の井戸を掘り排水用ドレーンを作った。事故後新たに16本のサブドレーンを作った。事故後の四方を固める凍結工法は底を固めないから底が抜けたバケツのようなもので上下から水が入ってナンセンスだった。何もやらぬよりましの程度である。最近は1日400トンの冷却水が流れていてそれだけの汚染水がふえる。これを口径30センチの井戸16本を掘って汲み上げ海へは棄てず汚染水としてタンク貯蔵するが、福島県中タンクだらけになるような状態である。地層は泥、砂、粘土、泥岩、凝灰岩などで基礎杭が打てない。コンクリートを流してその上に置いている。1基3000~4000トンと思ったが実は1基20万トンもの重量であるという。基礎の地盤はガタガタで東芝アルプスのパイプジョイントから漏れて度々事故を起こしている。泥岩だから瓦のように割れて水漏れを起こす。これは大問題である。
昔、近くのひたちなか市で温泉を掘ったことがあるが、途中から地下水が入りお湯が水になってしまった。一般に行われる矢板工事はできない。線量が高く1,2号機近くでは厳重装備をしても3分も居られぬ状態である。チェルノブイリでは下はトンネルを掘り上はヘリからコンクリートを落として蓋をし、全部塞いで石棺にすることを政府に提案した。日本政府にもコンクリートで固めて石棺にする方法を提案したが、東電が1000億円は金がかかりすぎると渋った。これをやっておけばよかった。もうすでに7兆円も投入された。ケチったために大きな代償を払っているのが実態である。今も現場には近寄れない。
今となっては、私の提案は、山側に穴を掘り地層が悪いので水ガラスなどを混入したセメントを圧入して水路(みずみち)を塞ぐグラウト工法である。青函トンネルなどでも使った。地層が悪いので200メートル掘って液状化したセメントを入れて下から固める方法と15メートルずつ上から掘って固めていく工法がある。安倍首相のアンダーコントロールとは真赤な嘘であり誰も信じていない。東電は資料も外部に出さぬようにと言うが苦しんでいる人が多数いるのだ。グラウト工法で山側を掘って地下水を海に落とす方法しかない。今は汚染水を汲み上げても捨てられないので何十年も貯めておくしかない。これはまともなことではない。
農業従事者は福島あたりの地元に沢山いる。冬期には人手が集められるし、機械も福島で200台くらい集められる。地元に土木工事の仕事を与えることができる。これを提案している。セメントに水ガラスやアクリルを入れると短時間で固められる。ダムの場合川底など割れ目が多い所にこれを使っている。黒四ダムでは60センチ間隔で行った。これでダムから水が漏れた例はない。世界的に見ても日本の技術と実績は高く評価されている。山側にセメントを注入する工法は止水帯壁造成、川底遮水グラウト、カーテングラウト(遮水壁)である。
もう一つの大問題は、除染である。ビニール袋で30年も40年も中間貯蔵とは、全くナンセンスである。六ヶ所村、幌内、岐阜東濃いずれも大反対、交渉困難で受け入れられない。汚染物は事故現場の真下に置くべきである。福島にある八茎鉱山は花崗岩層であり、斜めに掘って真下に下ろす。捨てるのではなく貯蔵するのだ。米露とも事故後30年以上たってもコントロールできていない。いずれはコントロールするようになる。しなければならぬと思う。
貯蔵しておけばいつでも取り出せる。鉛で貼って水が入らぬようにし地下に置く。地下は危ないと思う人があるが、実は地下ほど安全なところはない。関東大震災でも地下にいるとわからぬ位である。阪神大震災の例でも新幹線のトンネル内は大丈夫であった。トンネルの出入り口は多少破壊されたが…。
要するに、山側に壁を作り海には捨てさせず、発電所の地下に貯蔵するのがベストである。地下40メートル以下は私有権もなく地上の住人から文句も出ない。現状は先送りで何も解決していない。いい方向に向いているとも断定できない。オリンピックどころではない。
最後に地震について触れたい。地震は将来起きないとは言えない。起るだろう。しかし、東京の場合、地下3000メートルまで岩盤が出てこない。もともと海だったところに多摩川や利根川の土砂が流れてきて固まった土地である。
岩盤がないから杭の支持力がない.杭は今や工場生産で15メートルと長さが決まっている。それより深い場所では寸足らずである。現場で作らねばならぬ。そこで横浜のマンションのような問題が発生する。 阪神は御影と言う駅がある程で地盤は花崗岩で堅い。東京とは違って地盤が固いので地震は大損害になる。阪神大震災後に「地震防止法」というパテントを出した。地震は予知できない。地震で地震を制しようということである。東京は揺れるが大破壊はない。過度の心配は無用である。東京の問題は、地下水が高いことである。7メートル掘るともう地下水が出る。汲みあげると沈下する。
地下の断層を心配する人があるが、断層があると地震が起こるのではない。地震の結果断層ができたのである。朝になったから太陽が出るのではなく太陽が出るから朝になるのと同じである。(安楽明郎記)
参加者(敬称略あ順)安藤良男、安楽明郎、石井精二郎、石川洋三、伊藤哲子、猪瀬敏彦、薄井好雄、太田利雄、小川光治、鴛海量良、小野寺敏、岸田正和、黒瀬笑子、小高俊久、小太刀昌雄、小林聖子、末広 崇、鈴木宏治、関 雅行、高原 孝、田坂忠俊、土倉享一、出川達郎、中西 剛、中村哲三、並木隆史、野中信男、信井文夫、初谷幸一、坂東能道、正岡文人、松原邦博、南丘喜八郎、村田光平、守屋 孝、諸江昭雄(36名)
~春秋会月例会~ 月例会は齋藤徹也先生を講師にお迎えして、3月18日18時より大隈タワー16Fにて開催されました。演題は、「個人の相続と信託」。久し振りに目先の変わったテーマと講師の熱弁に質問も飛び交い、有意義な勉強会となりました。講演の趣旨は、相続対策・信託の活用、信託銀行との付き合い方、遺言と信託との関係、信託の将来等々。最後に講師の得意分野にも言及して金融市場(金利の動向)と不動産市況の動向、不動産担保による資金調達が活発化するとの見方を披露。持ち時間を超過して終了。その後、ビールで乾杯してお開きとなりました。
講師略歴:92年早大商学部卒。三井信託銀行、シティバンク、パシフィックホールディングスから日本コマーシャル投資法人の資産運用会社社長、学生情報センター執行役員を経て独立。現在、かまくらトラストアドバイザーズ代表社員、明治座他のアドバイザーを務める。不動産稲門会(350人)の副代表幹事兼事務局長。(野中信男記)
参加者(敬称略あ順)安楽明郎、伊藤哲子、太田利雄、片岡冬里、片山留偉、岸田正和、鈴木宏治、高原 孝、並木隆史、野中信男、守屋 孝(11名)
~春季東京六大学野球・早慶戦の応援~ 学生応援席にて応援、試合終了後は信濃町駅前の「ジョン万次郎」にて懇親会を開催予定です。
日 時:平成28年5月29日(日)午前10時00分(※曜日に注意、第二戦です)
集合場所:JR信濃町駅改札口前
参加費用:1,000円(入場料、応援用具代)
なお、お弁当は各自で調達のこと
応援参加希望者は1週間前の5月22日(日)までに下記のいずれかにお申込み下さい。
春秋会事務局 TEL 03-6906-8093 FAX 03-6906-8094
高原幹事長 090-4948-7309
~特別講演会の案内~
建学の精神を再び
「大隈重信と小野梓 早稲田を創った男」
~小野梓の誕生とその活動~講師:早稲田大学文学学術院教授
大日方 純夫日時:平成28年6月4日(土)午後2時~4時30分
会場:早稲田大学小野記念講堂
(正門前ロータリーを挟んで大隈講堂と反対側の新しい建物です)主催:早稲田大学春秋会
後援:早稲田大学
協賛:早稲田大学校友会・㈱冨山房インターナショナル
入場無料です。沢山の方々のご来場をお待ちしております。
~会員の近況・返信のハガキから~ 会員皆様の近況やお知らせをほんの一部ですが、紙面の許す限り紹介させていただきます。
川崎大八・毎日が大変忙しい、でも大変楽しい。今は大学教養程度の統計学を学び直しています。
小亀輝雄・胃がん手術後1年、なんとか1年元気に過ごせました。
坂井俊一・土日はほぼ毎週、新潟に行って母の介護をしています。
山藤 卓・相変わらずアコーディオン演奏による歌声ボランティア活動、家族サポート、語源研究、古代史研究等忙しくやっています。
清水 司・昨年から体調を崩し、只今自宅医療を受けておりますので当分外出は出来ないと思います。
高山博光・近刊「タモリと戦後ニッポン」に父、高山三夫(昭和7年応援団長)と私のことが10ページくらい記載されています。父はタモリの仲人です。
田坂忠俊・今年の年賀状に、杉原千畝を観た、よかったと書いてきた人が何人かいました。いずれもロシア貿易で一緒にリトアニアに行った人たちです。私も映画観なくては!?
中根康雄・年金生活に入りましたが、家内の両親介護があり、そちらに専念中です。
中野正規・元気に過ごしてます。新春の集いは市の表彰式典のため欠席します。
成瀬晴代・群馬に移りまして、今年は新年会で歌わせていただいたりしております。
宮沢昭四郎・体調不良で現在通院加療中です
~平成28年度・年会費納入のお願い~ 新年度になりました。おそれいりますが平成28年度年会費(3,000円)のお振込みをお願い致します。
~新事務局からのお知らせ~27年春から事務局は事務局長・大石和礼の職場、大石税務会計事務所内に変わりました。一人事務所のため関与先訪問など、電話に出られないことが多いと思います。会員数も考えますと留守番電話の録音件数にも限度があります。なるべくファックス、もしくはアドレスをお持ちの方は可能な限りメールで連絡いただけるとありがたいです。また土日祝日は事務所は休みなので、その旨ご了承お願いします。
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