早朝の森で、アカハラを撮影。
軽井沢などの高原で「キョロン、キョロン」と鳴く鳥です。アカハラ、シロハラ、マミジロ、クロツグミなどツグミの仲間は、みな歌自慢です。ですから本家のツグミはさぞみごとにさえずると思うのですが、ツグミは冬鳥で夏はいなくなってしまい、どんな声でさえずるのかわかりません。(ツグミとは、歌わない鳥、つまり口をつぐむ鳥の意味だとか。)
さて、小学生のころ、田植えは6月だと教わりました。教科書にも、梅雨のころ、雨の中を一家総出で田植えをする絵がありました。田んぼを飛び交うツバメも描かれていました。
今では技術の進歩か品種改良の結果か、GWのころが田植えの季節。兼業農家では一家総出で働ける時でもあります。
しかし、東北の庄内地方では、GWのころにようやく田に水が入り始めます。田に水が入ると、ウミネコがやって来て餌をあさります。
晴れて風のない日は、残雪の残る山が田に映り、絵葉書のような風景になります。
その1枚。
次は、遊佐町白井新田からの1枚。この水面は池です。
この風景は、地元荘内銀行が雑誌に掲載する公告にも使われていました。棚田の珈琲屋さん「翡」はこの近くにあります。
白井新田は、昔、庄内藩の家老白井なんとかという人が、藩校を建てるために開いたのだそうです。その藩校が「致道館」です。鶴岡に現在も残っていて、無料で見学できます。
春らしいものを見つけに、その白井新田の藤井公園に行ってみました。(この近くにはハッチョウトンボの保護地があり、夏には週に一度見学することもできます。雄は真紅の小さなトンボです。)
以下、藤井公園の花と生き物たちです。
キンポウゲとまるベニシジミ。
せせらぎのほとりのキンポウゲ。
今では珍しい日本在来種のタンポポ。カントウタンポポ?セイヨウタンポポとは萼の形が違いますね。
ヒトリシズカがありました。
春に咲く小さなリンドウのフデリンドウ。