このかわいいものは何でしょうか?

答え:シナノキの双葉、つまり種から発芽した芽です。シナノキの葉はこんな形です。

ハート型の葉。ギザギザはありませんね。ぼくたちの常識では、葉が複雑な形をした植物でも、双葉は単純な形です。ところがシナノキの仲間は逆。ネットで知り、本物を見たいと思っていたのですが、今日見つけました。近縁の菩提樹も、双葉はよく似ているそうです。
鶴岡市の大山下池に森林浴としゃれこみ、池の周囲をまわりました。
初春のころのようにかわいい花に会えるわけではないのですが、おもしろい出会いが期待でき、楽しみです。
まず、野鳥たち。キビタキがあちこちで、ピッコロのような澄んだ高温でさえずります。彼らの歌は、短いイントロの後、すぐにリフレーン。トンピリビとかツクツクボーシと聞こえる歌を繰り返します。
また赤いカワセミ、アカショウビンの声も聞こえました。キツツキがさえずるかわりに枯れ木を鳴らすドラミングも。池の水面にこだまするのか、良い音色です。
ウシガエル。特定外来生物として駆除の対象なのですが、憎めないやつです。
昆虫たち。まずカミキリムシの仲間。


アカスジカメムシ。

キアゲハ。

サカハチョウ(春型)。


サカハチョウは夏型と春型では全く模様が違うのだそうです。これは春型。しかも翅の表と裏も違います。この複雑な模様は魅力的です。
コミスジ。

トホシカメムシ。

ベニシジミ。

杉の梢でさえずるメジロ。

高山に咲くはずのウラジロヨウラクかな?