酒田祭りに合わせるように、5月18日に客船「にっぽん丸」、19、20日には「パシフィック・ビーナス」が寄港しました。ともに2万トンを超える船で、最上河口にある本港ではなく防風林を伐採して作った北港に入港しました。
19日夕方、パシフィック・ビーナスを見物に行きました。


ブリッジの窓には、金色の夕波が映っていました。

船窓からシャンデリアの光が見えます。食堂? ダンスホール? 豪華だなあ。

それにしても、桟橋の周辺には何もない。工場さえはるか遠くに見えるほど。
JR酒田駅前も、何もなくて寂しいけれど、それ以上だなあ。
きっと優雅に船旅をするリッチな人たちは、酒田ってなにもないところだと思うんだろうなあ。
確かになにもない町かもしれないいなあ。酒田に引っ越すと言ったら、友人の一人が「どうして、そんな東北地方の山形県なんかに行っちゃうの?」と非難がましく言ったものなあ。「在日東北人2世」を自認していた身としては、チクリとしたんだけれど。
でも、豊な自然(正確には、これも危機に瀕しているのですが)があり、毎日が飽きないのですが。
青葉が繁り、すっかり初夏らしくなった森では、リスが活発に活動中。地面に落ちているクルミの殻が急に増えました。冬に生まれた子どもたちが外に出られるようになったのでしょうか。
今朝も、2匹が、文字通り縦横無尽に(地面から木の上まで)走り回っていました。カメラで追っても、みなぶれてしまっていたほどです。
コナラの枝では大きなカミキリムシを発見。シロスジカミキリらしいです。


菖蒲田の近くには青いヤンマ。クロスジギンヤンマ? トルコ石のような青が綺麗でした。