第112回 春秋会春季大会の案内
時下ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。平素は春秋会の活動にご協力頂きまして厚く御礼申し上げます。下記の通り春季大会を開催致しますのでご通知申し上げます。なお当日の講演は秀明大学専任講師の岩田 温先生を講師に招いてお話を頂きます。皆様のご参加をお待ち申し上げます。
日 時 : 平成25年5月26日(日)午前11時より
場 所 : 大隈会館201・202号室
講 演 : 岩田 温先生(秀明大学専任講師)
演 題 : 「政治とは何か」
会 費 : 5,000円
(経歴)1983年生まれ。早稲田大学政治経済学部、同大学院政治学研究科修了。拓殖大学日本文化研究所客員研究員、拓殖大学客員教授を経て秀明大学専任講師。特定非営利活動法人日本保守主義研究会代表理事。主な著作に『政治とは何か』(総和社2012年)他多数。
また、当日の秋季大会に先立ち、午前10時00分より「紺碧の空」歌碑に献花を行います。お時間のご都合のつく方は大隈会館前「紺碧の空」歌碑前にお集まり下さい。なお、出欠については同封の返信ハガキにて開催一週間前の平成25年5月18日(土)までに返信の程お願いいたします。
お問い合わせは下記まで
早稲田大学春秋会事務局 TEL 045-242-3521 FAX 245-241-8768
~新春の集い~
平成25年2月9日(土) 大隈会館301・302号室
演題「二十一世紀地球社会を導くべき日本の和の精神」
講演 西原春夫先生 「新春の集い」 大きな表題に期待の会員は80名以上。定刻前に満杯の席。はじめに「二十一世紀地球社会」について、国際人学者・西原春夫総長としての提言。全世界が自然に一国のヘゲモニーによらずにネットワーク化される社会を。戦争による紛争が出来なくなる社会を。特に必要なのは戦争によらずに紛争を解決するための理念を。基本的に憲法九条の歴史的意義の現段階からの再確認。不戦条約を継承した国連憲章。歴史の本流を象徴する憲法九条をくわしく分かりやすく説明し、十七条憲法までも詳細に繙き、会員を若き日に学んだ「歴史」を思い起こさせる。アカデミックな教えぶり。その上頭の体操の「二と三の対立、相克を防ぐ五と六という共通分母」も面白く発見する。この二十一世紀地球社会をリードすべき日本の真の平和思想は和の精神であると結ばれた。ものを考えることの出来るインテリゲンチャの悲願であることを心に頂いた。ありがとうございます、西原先生。
少し本題から逸れますが西原先生が国士舘大学の理事長であられた折、柴田講堂をお借りして、福田真空教授を中心に国際連句会を開催し、全世界へ発句を発信し、一時間足らずで米国、中国、ヨーロッパから付句を頂いたこと。先生と御令室様と私も含めて千駄ヶ谷能楽堂で金剛流を拝観したこと。御令室様、真空教授。彼岸と此岸と異なりますが、すべてまなうらにあります。どうぞ長生きして下さい。(伊藤哲子記)
新しい試みとして、10人の会員氏からアンケートを頂きました。
「お話感激、湛山先生の平和主義を見ました。日本国憲法、国連憲章、国際警察軍の創設、湛山の世界平和への道」後藤臣彦
「流石カリスマ西原」世界観を結ぶに「和を以って亦楽し」三木一郎
「以和為貴」の心で日本が地球合衆国を仲裁、この卓見を世に広め実現を」安楽明郎
日中に関し「主要貿易国間に戦争勃発の事例に枚挙がないと指摘すべきであった」戦争は祈りでは防げない。無記名
リアリストが説いた理想主義との形容も可である平和論。「冷静になれ」との声が。正岡文人
「毎回の講演を楽しみにしております。生涯研鑚の気持ちを新たにしております」中村哲三
国民で無く世界市民の創生なくして平和、即ち義の実現は有り得ない。 諸江昭雄
「グローバル化が進む中、国家が軍事力を持つ必要は無く和の精神を以って勝敗を超えた平和な地球社会を創り上るべき。今こそ日本やアジアがそれを先導すべき」の先生のご意見に全く賛同。人類の進むべき道が見えた気がしました。 無記名
高原孝氏、松原邦博氏、会費計算のため会場におらず、ご意見を頂けませんでした。(伊藤哲子記)
参加者一覧(あ順敬称略)青木宏衛、青葉ひかる、朝倉俊之助、新井 格、安藤良男、安楽明郎、石井精二郎、石田明人、石橋直幸、伊藤哲子、猪瀬敏彦、猪爪まさみ、猪之原菖子、梅原俊治、太田武志、大野富士生、小川光治、川崎大八、木村裕一、君和田久夫、小高俊久、後藤臣彦、小林聖子、坂木文雄、重満武和、柴田親宏、末広 崇、鈴木昱生、鈴木宏治、鈴木敏雄、関 雅行、園田天光光、高原 孝、土倉享一、出川達郎、手塚善雄、戸塚孝吉、中尾公一、中根康雄、中村哲三、並木隆史、西原春夫、野中信男、信井文夫、畑山様、初谷幸一、廣本 敦、藤井裕久、堀口昌信、正岡文人、松崎 淳、松田三郎、松原邦博、三木一郎、南丘喜八郎、森木 亮、森 忠大、守屋 孝、諸江昭雄、安井 緑、山口雄次、山田 榮、渡部恒三、渡部眞之助(以上64名)
~箱根駅伝応援~
1月2日早朝午前7時30分、早稲田大学春秋会事務局前に集合。出雲駅伝6位、全日本大学駅伝3位、今年こそと期待し権太坂応援場所へ向かう。昨年暮れ、幟を場所取りの為地元山藤卓氏に預け正月二日午前5時より家族に依る坂上に準備された幟が翻っている。我が駅伝陸上部は37回連続、82回出場、優勝13回(前回2011年)一昨年は三冠を達成して居る。昨年は無冠に終わって残念。
東京武蔵野市より諸江昭雄氏、川崎大八氏、又今年も長野県駒ケ根市より3年連続にて2区ランナー平賀翔太君の応援の為、川手弘昭夫妻がかけつけ、毎年古川淳一氏が車にて陣中見舞いと称し日本酒の差し入れがあり寒風が吹きすさぶ中コップ酒にて体を温め、幟の組み立てを総勢15名にて準備完了。ラジオ実況放送を聞きながらしばし待つ。
1区前田悠太君が鶴見中継所へ15位到達、2区平賀君へ継ぐ。9時45分、権太坂上へ5位通過、拍手喝采。さすがエース。隣席の日体大、帝京大応援者達と来年も再会しようと後片付けをし懇親会場へと向かう。毎年行きつけのファミリーレストランなので大いに歓迎される。今年の抱負等楽しく語り合い盛況のうちに終了。又、来年の再会を誓い合い権太坂上にて解散し家路につく。(高原 孝記)
石川洋三、大野富士生、小川光治、川崎大八、川手弘昭、川手夫人、小高俊久、山藤 卓、山藤夫人、柴田親宏、高原 孝、前田和子、松田三郎、守屋 孝、諸江昭雄(以上15名)
~松田三郎会長代行急逝~
平成25年3月9日(土)の午前、朝食後自宅近くの商店に買い物に行き、帰る途中で心臓梗塞を発症。近所の方が発見・通報し病院に搬送、3月11日(月)急逝されました。葬儀は故人と遺族の方々の希望により直葬にて自宅で催され、春秋会からは代表として横浜より2名、東京より4名焼香に行って参りました。享年79歳でした。ご冥福をお祈り申し上げます。なお後日、有志の方々にて偲ぶ会を催す予定になっております。
春季東京六大学野球・早慶戦の応援
学生応援席にて応援、試合後は信濃町駅前「ジョン万次郎」で希望者による懇親会を開催予定
日 時:平成24年6月2日(土)・午前10時00分
集合場所:JR信濃町改札口前
参加費用:2,000円(入場料・弁当代・応援用具代)
応援参加希望者は5月25日(金)までに下記のいずれかにお申込み下さい。
参加申込
早稲田大学春秋会事務局 TEL 045-242-3521 FAX 245-241-8768
高原孝幹事長 090-4948-7309
~会員の作品紹介~
「早稲田賛歌」
高杉義治郎・作(商学部 昭和二十六年卒)
あゝ早稲田の杜よ。
春 繚乱の花に酔い
夏 新緑が炎ゆ。
秋 哀愁に暮れて
冬が蛍雪に輝けり。
あの四季移ろい。
彩りは夢幻、大地が陽炎。
あゝ早稲田が炎える。
あゝ建学の理想が天に炎える。
見よ、
紺碧の空から
熱き魂の風が吹いてくる。
杜の緑陰揺らぎ、
木漏れ日の輝きを全身に浴びて
我れ、限り無く、心癒す。
静寂が光る
杜の中を
漫ろ逍遥す。
この杜にぞ、
あの誇り高き
早稲田の学舎が競い立つ。
いざ我等、力の限り学ばんか。
おゝ早稲田 おゝ早稲田
静まり返る学窓で
友と我れ、蛍雪に勤む。
書を繙けば、
紺碧の空から薫風吹き来たり、
我が心冴える。
時に、窓から外を見遣れば、
晴れ渡る 空に、突如、白銀の入道雲現れ
瞬く間に巨大な姿が眼の前に迫り来て、
夕立 けたたましく降り、何時しか、露と消ゆ。
あゝ我れ大自然の鼓動から
大いなる力を享受せり
されど、此の厳しき現実を見よ。
宇宙には目に見えぬ光陰が、
矢の如く走る。絶ゆること無し。
あゝ時間は限り有り、
歳月は人を待たず。
我等は寸暇を惜しみ、
切磋琢磨しようぞ。
いざ学業に励まんか。
あゝ早稲田 あゝ早稲田
今や世は混濁、
国は憂い、人は迷う。
虚空には暗雲漂う。
この闇雲の中、
毅然、早稲田正門に峙つは
先覚者大隈重信像なり。
天が祝福したのか、
闇雲に、一瞬、稲妻光り、
大隈重信侯の銅像が輝く。
あの大隈侯は明治に魁て、
天高く建学の理想を振り翳し、
明治十五年早稲田創立して、
理想の急先鋒に立ち、
我れ行かんと決断。はや、百二十余年か。
今、尚も大隈侯の銅像の中には
多くの後輩の魂が満つ。生きる。
早稲田精神が輝く。
いざ 我等未来に向かい奮い立たんか。
いざ 大隈重信大先生の無言の教え、
無形の訓しを 声高らかに讃えんかな。
あゝ早稲田 あゝ早稲田