第113回 春秋会秋季大会のご案内
時下ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。平素は春秋会の活動にご協力頂きまして厚く御礼申し上げます。下記の通り秋季大会を開催致しますのでご通知申し上げます。なお当日の講演は秀明大学専任講師の岩田 温先生を講師に招いてお話を頂きます。皆様のご参加をお待ち申し上げます。
日 時 : 平成25年9月14日(土)午前11時より
場 所 : 大隈会館201・202号室
講 演 : 川口 雅昭先生(人間環境大学教授)
演 題 : 「いま吉田松陰に学ぶ」
会 費 : 5,000円
(経歴)1953年生まれ。広島大学大学院教育学研究科博士課程前期修了。所属学会は日本教育学会、教育史学会、日本思想史学会、中国四国教育学会。研究テーマは『吉田松陰の教育思想』『寺子屋・私塾研究』。『吉田松陰』(致知出版社)ほか著書著作多数。
また、当日の秋季大会に先立ち、午前10時00分より「紺碧の空」歌碑に献花を行います。お時間のご都合のつく方は大隈会館前「紺碧の空」歌碑前にお集まり下さい。なお、出欠については同封の返信ハガキにて開催一週間前の平成25年9月7日(土)までに返信の程お願いいたします。お問い合わせは下記まで
早稲田大学春秋会事務局 TEL 045-242-3521 FAX 245-241-8768
春季大会 講演内容
講演 岩田 温 『政治とは何か』 第16回「人生劇場の宴」開催決定!!
日 時 : 平成25年11月26日(火)午後6時00分より
会 場 : リーガロイヤルホテル東京(早稲田)
会 費 : 8,000円
建学の精神を取り戻そう!!会員諸氏の全幅のご支援ご協力をお願い致します。
~春の早慶戦応援~
平成25年6月1日(土)午前10時信濃町改札前に15名が集合。早慶戦当日は常に駅前は学生及びOB・OG達で賑わって居る。春季リーグ戦は明大の優勝、法大の2位、立大の3位、東大の6位が決定しており、華の早慶戦は4位5位の争いであるが伝統の一戦は特別。
石田明人副幹事長のお世話にて学生応援席に陣取る。試合前の応援合戦より参加。伊藤哲子副会長は石井連蔵元野球部監督に誘われてネット裏にて観戦の為別行動。午後1時、早大有原(広陵)、慶応白村(慶応)両先発投手。先攻早大にて始まる。1回表一死2・3塁から4番小野田(早実)3ラン本塁打で先制、又3回表一死、小野田の適打にて追加点。4回、5回、7回にも適時二塁打等、明大三回戦以来連敗中だったチームを牽引した。今迄チャンスに適打が出ず惜敗中であった。慶応も5回1点、8回裏3点返すも早大12安打、初回より8回表まで毎回安打、慶大も10安打、結局8対4にて第一回戦は早大勝利。試合後、懇親会を予定していたが、なかなか会場が無く、各自自由行動。一部の会員は応援席に同席していた武蔵野稲門会に誘われ同行し流れ解散した。次回は懇親会場を事前に確保するという反省点が残った。(高原 孝記)
参加者(あ順)伊藤哲子、小野寺敏、加藤善高、小林聖子、柴田親宏、島崎健司、坂木文雄、高橋弘、高原孝、中西新一、正岡文人、正岡氏奥様、松原邦博、守屋孝、諸江昭雄(15名)
~春の墓参会報告~
前日から列島全土で暴風雨の警報が出る中、平成25年春の墓参会を催行した。奇跡か、はたまた参加者の日頃の行いが善かったのか、殆ど降られず快適な墓参となった。午前10時30分、JR日暮里駅南口改札に集合。谷中霊園のソメイヨシノは終わっていたが八重桜、ウコン桜、海棠などが綺麗に咲いていた。まずは小野梓先生の墓参。水を撒き、花と線香を供えて校歌一番を斉唱。次は谷中善性寺へ石橋湛山先生の墓参。こちらは法事と鉢合わせのため校歌は遠慮する。日暮里駅前のサイゼリアで昼食をとったあとは、谷中銀座を抜けて不忍通りへ出る。千駄木から早稲田行きのバスに乗って音羽護国寺へ。枯れた榊を抜き、水盤の汚れた水を取り替えて参拝。校歌三番を元気よく歌う。墓参後はまたバスに乗り早稲田「稲穂」で懇親会。夕方になってやっと雨が降り出す。よく天気がもったものだ。参加者の皆様お疲れ様でした。そしてありがとうございました。(大石和礼記)
参加者(あ順)大石和礼、鍵山武男、川崎大八、國分ひろみ、小林聖子、高原 孝、成瀬晴代、守屋 孝、諸江昭雄、以上9名
~第112回総会報告~
平成25年5月26日(日)大隈会館201・205号室に於いて春季大会が開催された。恒例により総会開会前、大隈会館玄関側の「紺碧の空」歌碑前に参集した会員は、石田明人副幹事長リードの下、我等が応援歌「紺碧の空」を斉唱し会場に移動した。
第一部 総会 11時より開催、安楽明郎副会長の司会により進行、まず冒頭、先日急逝された松田三郎前会長代行に黙祷、早速議事に入った。
1 新会長代行の選出 小川光治元会長代行に再度お願いすることに決定。
2 平成24年度会務報告及び25年度会務予定 高原孝幹事長
① 春秋会・先哲墓参報告
② 今回講師選定における南丘会員の助力
③ ワセダスポーツ応援観戦のお世話
④ 中野正剛先生墓参報告
⑤ 新春箱根駅伝・権太坂応援報告
⑥ 「人生劇場の宴」企画報告
3 平成24年度会計報告及び25年度予算案 大野会計幹事
4 平成25年度会計監査報告 南隆監査役
以上4案件拍手により承認。ここで、小川光治新会長代行が「今般は特別な事情により会長代行を再度引き受けることになったが、来年3月までということでお願いしたい、第16回「人生劇場の宴」を11月26日(火)リーガロイヤル会場で予定している。現在準備委員会で作業を進めているので、成功を期すべく協力願いたい」旨挨拶。
第二部 講演会 「政治とは何か」 講師 岩田 温先生(秀明大学専任講師・早稲田大学院卒)
先ず、政治学を志した理由として、自分は特に早稲田大学が気に入って入学したわけではないが、在学中「学徒出陣の先輩」と出合ったこと、「平和の碑」の存在を知ったこと、中野正剛先生の戦中演説「天下一人を以て興る」を読み、早稲田大学は官僚養成学校ではないと確信し勉強するようになった、と学究の徒になった理由を述べ、本題に入った。
政治とは何か? ~「自由」と「正義」をめぐって ~の演題は、現代政治の「混乱と矛盾」を時代背景を切り口としてバッサリと暴いている。用意されたレジメは
1、二つの自由概念 ①消極的自由 ②積極的自由
2、理性による解放・真理(理性)への服従・「積極的自由」の前提
3、「理性」がもたらした全体主義 ①人種科学という疑似科学 ②共産主義
4、終末論的世界観への懐疑 5、政治の可能性(以上)
講師は指摘する。政治は大から小まであるが今は大きい政治が壊れ、小さな政治の話ばかりである。共産主義が破たんしてからは特に酷い。(維新など大きな革命ではない)欧米諸国は高い理念を掲げて「積極的自由」を追い求める結果、人間を殺害してでも理念を実現しようとする。自分の為だけの「消極的自由」との違いがここにある、と。第一、第二次世界大戦の死者は五千万人ともいわれるが、フランス人学者の推計では共産主義下の死者は一億人を超えるという。真理(理性)への服従を強制したレーニンはごく少数の者しか真理は理解できないので、放っといても共産主義が実現するわけではないと考え、金持ち・資本家を殺せば理想が実現するとして「全ての怒り」を前衛、革命の力に結集した、つまり政治闘争の生々しい現実が惹起された。ユダヤ人六百萬人殺戮もドイツ国内では当時エリートであったユダヤ人は劣等人種である、と疑似人種科学を考えつき上からの絶対命令に忠実な道徳的人間・アイヒマン等を使い、「ユダヤ人さえいなければ!」と殺戮に突き進む。「アイヒマン実験」は人種科学による洗脳の実験としてつとに有名である。日本の連合赤軍事件も同様なものだろう。大きい政治には、欧米におけるこのような危険もあるが「神でもない、野獣でもない人の考えは右から左までぶれるが、良き生活を目指すから「政治的人間」なのだ、とアリストテレスは言っている。
最後に「日本国憲法」であるが、第九条をもった前衛的憲法ではあるが、占領下で作られて、「嘘」が多い。最大の嘘は「交戦権はこれを認めない」だろう、また、決断できない政治が続く最大の要因は参議院が強すぎる点にあるのは明白。1989年の宇野内閣以来、過半数を持った政党はない。問題は96条ではない。今こそ憲法59条2項改正のラスト・.チャンスである。
以上が岩田講師の熱き講演内容である。なほ、関雅行会員の主催する「出番」のHPに動画が掲載されているので、興味のある方はご一覧願いたい。
第三部 続く懇親会は青葉ひかる副幹事長の司会で和やかに行われ、ワセダらしく談論風発、酒と御馳走に満足し、鈴木敏雄会員のハーモニカ演奏に聴きほれ、最後にお元気な戸塚孝吉常任相談役の校歌口上に盛り上がったところで、石田明人副幹事長のリードによる早稲田大学校歌を斉唱、伊藤副会長の閉会の辞で閉幕した。 (諸江昭雄記)
~訂正~
前回、春秋会だより106号にて松田三郎会長代行急逝のお知らせに誤りがありました。大変失礼致しました。下記の通り茲に謹んで訂正させていただきます。
(1)死因は「心臓梗塞」ではなく「心筋梗塞」。
(2)「近所の方が発見通報し病院に搬送」とありましたが、救急搬送時にはご家族も同乗。
(3)「直葬」とありますが、ご家族による自宅葬で、心を込めて正式に葬儀が行われ、親しいご近所の皆様に見送っていただきました。
以上です。茲に謹んでご冥福をお祈りいたします。
~秋の墓参会の案内~
恒例の秋の墓参会を行います。今回は巣鴨の染井霊園へ。高田早苗(初代学長、第3代総長)・塩沢昌貞(第2代総長)・平沼淑郎(第3代学長)の墓所清掃と墓参を行います。昼食後は音羽護国寺の大隈先生墓所へ午後2時頃到着予定です。みなさまの御参加をお待ちしております。
集 合:平成25年10月5日(土)JR山手線「巣鴨駅」改札口に午前10時00分
費 用:2,000円(お花、線香、昼食、移動交通費含む)
申込は同封のハガキにて。昼食の予約がありますので必ず返信お願いします。御質問等は墓参幹事の大石までお願いします。
携帯番号:090-7220-5954
メールアドレス:oishi-kaikei@voice.ocn.ne.jp